1000局記念!改めて考える四間飛車を指す理由

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あなたが四間飛車を指す理由は、なんですか?どこにメリットを感じて、四間飛車を指していますでしょうか。この度、私のオンラインにおける四間飛車の対局が、1000局を超えてしまいました。

というわけで、改めて、「自分は何故、四間飛車を指しているのか?」その理由を、考えてみたいと思います。

きっかけ

私がオンライン将棋で四間飛車を指すようになったきっかけは、玉を囲う必要性を感じ始めたからです。それまでは、棒銀を指していました。

何故棒銀を指していたかというと、それしか出来なかったからです。素人の生兵法とでも申しましょうか、小難しいことをやろうとしても、火傷するばかり。将棋を始めた頃は、何も考えずに真っ直ぐに棒銀に行く方が、まだましだったのです。

しかし、それで勝てるほど、将棋は甘くありません。運良く龍に成れることもたまにありましたが、そこからの相手玉が遠いこと遠いこと。龍に成りさえすれば王手がかかる位置に玉がいるハム先生と実戦は、訳が違いました。他方、私は、居玉のまま。あっという間に詰まされます。

最初は、初心者にも出来る、棒銀の攻め足の速さを殺さない程度の、最低限の簡素な囲いでも無いものかと考えていましたが、そこでふと思いました。

一応、四間飛車も試してみるかな

それが、オンライン将棋で四間飛車を指し始めた、きっかけでした。

角交換かノーマルか

オンライン将棋を始めた頃は、「初心者=居玉棒銀」というイメージがありました。なので、自分が居玉棒銀を指していた頃に四間飛車と対戦した際には、「なんかオシャレだな」と謎のオシャレ感を感じていたものでした。

猪突猛進のように棒銀で突進する自分に対し、スマートに玉を囲ってからカウンターするその様には、なんか「将棋分かってる感」を感じたのです。

そんな四間飛車を自分でもやってみて、最初の頃は、「自分には向いてないのかな」なんて思っていた頃もありました。

玉を囲うまではいいのですが、問題はその先です。ジワジワと押さえ込まれて、押しつぶされる毎日でした。「やはり攻めないと主導権を握れないな・・・」と、初心者が受け身に回ってもなかなか厳しい現実に嘆いていた頃に出会ったのが、角交換四間飛車でした。

角交換四間飛車を指しこなす本 (最強将棋21)」を購入し、初めてハム将棋相手に試してみたときの感動は、今でも忘れません。「しっかり囲って(逆)棒銀で攻めれるなんて最高やんか!」と思ったものでした。

しかし、実戦は甘くありません。角交換を拒否されることはあまりありませんでしたが、問題はその後です。逆棒銀を封じられて角を打ち込まれるなど、なかなかうまくいきません。角交換を保留されたかと思ったら絶妙のタイミングで角交換され、絶妙のタイミングで角を打ち込まれるなど、翻弄される毎日です。

隣の芝は青く見えるではないですが、角交換四間飛車を指しているとノーマル四間飛車の、ノーマル四間飛車を指していると角交換四間飛車の、いいところがなんとなく見えてくるのです。

ノーマル四間飛車の魅力は、安心感でした。角道を止めてじっくり駒組みしていると、変なタイミングで変なことをされることが、少なくなります。自分のペースで指しやすいのです。

角交換四間飛車の魅力は、自分から動けそうなところでした。角を手持ちにしているので、いざとなれば、特攻覚悟で何かは出来ます。「四間飛車上達法 (最強将棋レクチャーブックス)」にて藤井先生もおっしゃっていましたが、仕掛ける権利を持っておくことは、重要なのです。

何回か両方指してみた結果・・・大抵いつもノーマル四間飛車に落ち着きました。やっぱり、自分のペースで指しやすいのは、大きいのです。いわゆる「一局の将棋」になりやすいとでも申しますか。それなりな将棋に、なりやすいのです。

万能性と継続性

四間飛車上達法 (最強将棋レクチャーブックス)」にて、曰く。

  1. 何か一つ得意戦法を持って、それに磨きをかけたいという方には、迷わず四間飛車をお勧め

最近ほんの少し、これを実感します。

4一金型四間飛車」を覚えた当初、受け方を知らない人は、たまに攻め潰せるようになりました。それ以来しばらく、受け身一辺倒になることを恐怖して、▲5八金右と上がるノーマルな美濃囲いに囲うことをなかなか躊躇していたのですが・・・

最近は▲5八金右と上がる良さも、改めて身にしみてきました。何度も指していると、知識が実感になっていくような感覚が、ちょっぴり分かります。

自己流ではありますが、最近は相振り飛車でも、四間飛車を指すようになりました。

それもこれも、四間飛車が、指そうと思えば、ほぼ確実に指せる、万能性の高い戦法だからではと思います。

万能性が高いので、いつでも指せる。いつでも指せるので、継続して指すことが出来る。継続して指すことが出来るので、磨かれていく。1. はそういうことなのかな、という気が、最近してきました。

将棋に限らずなんですけど、こういう汎用性があって、広く応用が利くものって、なんか性にあっているんです。RPGのパーティ編成なんかでもそうなんですけど、そのボスを倒すためだけの特化型パーティよりも、通常戦も含め、どんなシーンでも対応出来る、汎用性の高いパーティ編成の方が、好きなんです。

・・・そんなこんなを考えていると、なんだかんだで四間飛車が自分にはあっているような気になってきました。

おわりに

いかがだったでしょうか。つまるところ、今現在私が四間飛車を指している理由は、以下になります。

  • しっかり玉を囲える
  • 自分のペースで指せて、安心感がある
  • 万能性があり、いつでも指せて、指せば指すほど磨かれていく感がある

というわけで、本エントリーの内容はここまでになります。最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

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