詰将棋が苦手なあなたに送る詰将棋のコツ・邪魔駒消去
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本エントリーでは、詰将棋を解くコツである「邪魔駒消去」について、自作の簡単な詰将棋を使って紹介させていただきたいと思います。
問題図
3手詰です。角の利きがあるため、いきなり▲2一金と打っても△同角で詰みません。また、今回桂はないので、角の利きをずらすことも無理です。果たして、どうすればよいのでしょうか。
邪魔駒は誰だ?
ここで、本エントリーのテーマ、「邪魔駒」とは誰なのでしょう?よーく見てください。実は、2ニの位置が空いていれば、金を打って1手詰と気づきましたか?つまり、
邪魔駒は飛車なのです
というわけで、さっそく邪魔駒を消去してみます。
飛車を捨てました。
結果図
とりあえず△同玉と取ってみましたが、△同角でも同じことですね。▲2ニ金で詰みます。ここでも、
金をトドメに使うというコツは鉄板です。
これは3手詰なのでまだ話はシンプルでしたが、7手詰とかだと邪魔駒を消去するために馬が何回も行ったり来たりすることもあったりと、ちょっとシュールになったりもします。
【2017/11/30 追記】
角が利いているので△同角は無理ですね、大変失礼しました。
おまけ:実は後一つ隠されていた詰将棋のコツ
実は、この簡単な詰将棋に、またもやもう一つコツが隠されていたのです。そのコツとはずばり、
大駒は捨てるもの
だということです。たまに大駒同士が連携して豪快に詰めるパターンもありますが、どこかで大駒捨てが組み込まれてることが多いです。
体感的に、飛車・龍・角は捨てることが多くて、馬は半々かやや捨てないことの方が多い(詰めのコアに使う)イメージです。