目指せ!打倒急戦・斜め棒銀王道編
スポンサーリンク
あなたは四間飛車で、斜め棒銀を相手に勝ち切る自信はありますか?vs斜め棒銀は四間飛車の基本定跡ですが、侮れません。中には本気で勝ち方が分からない変化もあります。
本エントリーでは、そんな斜め棒銀に対し、最も王道だと思われる定跡の結果図から、勝ち切る方法を探ってみたいと思います。よろしくお願いいたします。
はじめに
四間飛車の定跡というと、まず第一に斜め棒銀ではないでしょうか。私は四間飛車の定跡書を4冊持っていますが、そのうち3冊が、斜め棒銀から入っています。いわば基礎と言えるでしょう。
しかし、基礎だからといって侮れません。冒頭でも書きましたが、将棋ソフトの1手分析機能を駆使しても、いまだ勝ち方が見えない変化なんかもあります。個人的には、普通の棒銀より難解な結果図が多い印象です。
そんな最難な変化図は一旦さておき、斜め棒銀で有名な王道結果図というと、まずはこれではないでしょうか?
微妙なバリエーションの違いはあるものの、前述の4冊の定跡書には、いずれもこれに近しい局面図が掲載されています。
馬on角だなんてインパクト抜群ですね!
肝心の局面評価に関してですが、4冊総合すると、いずれも互角〜四間飛車側有利*1となっているようです。
しかし少しお待ちください。よーく見てみると、
我々初心者が玉より愛してやまない飛車が取られています。
確かに成駒(馬)は作れていますが、飛車を取られている上に美濃囲いのサイドがガラ空きです。プロならぬ我々に、果たしてここから勝ち切ることが本当に出来るのでしょうか?
・・・というわけで、本エントリーでは、この局面から勝ち切る方法について、探って行きたいと思います。例によって、いくつかのサブエントリーに分けて投稿し、本エントリーはまとめページとして使用していく予定です。
第一回目のサブエントリーではまず、そもそもの斜め棒銀の基本定跡について、整理する予定です。
第二回目のサブエントリーでは、第一回目のサブエントリーで整理した「斜め棒銀基本形」から、変化図の一つである冒頭の局面図までの定跡を、整理する予定です。
最終的に、第三回目のサブエントリーで、冒頭の局面図から実際に勝ち切るまでを、検証してみる予定です。
サブエントリー一覧
- 第一回目 四間飛車vs斜め棒銀の基本定跡
- 第二回目 受け切れ!四間飛車vs斜め棒銀王道編の中盤
- 第三回目 勝てるか?四間飛車vs斜め棒銀王道編の終盤
参考書籍
- 作者: 藤井猛
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2000/03/01
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 12回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
- 作者: 先崎学
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2002/12/01
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
- 作者: 鈴木大介
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2001/02/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- 作者: 藤倉勇樹
- 出版社/メーカー: マイナビ出版
- 発売日: 2011/11/23
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
*1:例によって、プロの間では、ですが。