詰将棋が苦手な初心者の詰将棋小話・3手詰克服編

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本エントリーでは、詰将棋が苦手な私が行った3手詰の勉強や、使用した本を紹介させていただきたいと思います。同じく詰将棋が苦手な方の、何かしらの参考にでもなりましたら幸いでございます。

詰将棋との出会い

そのとき、私は悩んでいました。

私は、相手の打った手の意味を考えなさすぎる。

次に自分が何処に打とうかに頭がいっぱいで、相手の手を全く見ていないと。

さっきの手はそういう意味だったのか〜〜〜〜!!

後の祭りです。もうちょっとこう、「自分がこう打ったとして、こう返されてきたらどうしよう?」とか、ちったぁ考えないといけないなぁ。とか、100も承知なんですが、さてどうしよう。

そう思いつつ、とあるサイトの初心者向けのお勧め将棋本コーナーで目に入ってきたのが、この本でした。

爽快!3手詰トレーニング200 (マイナビ将棋文庫)

爽快!3手詰トレーニング200 (マイナビ将棋文庫)

確かにこの詰将棋というものなら、「自分がこう打ったとして、相手がこう返してきたら、今度はこう返そう」という、読みの力のトレーニングになるかもしれない。

気づけば私は、そのときAmazonでこの本をポチっていました。な・・・何を言っているのか分からねーと思うが、俺も何をされたのか(ry

それが私と詰将棋の出会いでした。

さっそく挫折する

たかが3手詰くらい余裕だろう・・・そんな風に考えていた時期が俺にも(ry

たかが3手詰されど3手詰、ご多聞にもれず始めはさっぱり解けませんでした。難しさもさることながら、

  • 目の前にあるは大駒は大抵取ってはいけない
  • それどころか大駒は大抵捨て駒にする
  • あろうことか、相手は盤上に無い全ての駒を使える

などなど、理不尽極まりないルールです*1。そんな実際の将棋ではありえない状況を想定するなんて本当にトレーニングになるのだろうか?と、自分が問題を解けないのを棚に上げて、少し悩みました。

という訳で、ちょっと目先を変えてみることにしたのです。

目先を変えてみる:玉を追い詰めるテクニックを知る

そもそも、玉を追い詰める基本テクニックも知らないのに、果たして3手詰が解けるのだろうか。そう思った私は、まずはそういったテクニックがたくさん紹介されてそうな本を探すことにしました。そうして見つけた本が、こちらです。

寄せの手筋200 (最強将棋レクチャーブックス)

寄せの手筋200 (最強将棋レクチャーブックス)

この本には、「一間龍」や「腹銀」、「頭金」など、玉を寄せるためのテクニックがたくさん紹介されていました。

そうそう、これこれ。こういうのが欲しかったんです。

その本では、「初心者には長い詰みよりも短い必死」なんて格言も紹介されてたりなんかしてまして、「詰将棋よりも『必死』とやらの勉強をした方がいいんだな」なんて、思い始めました。

各所で絶賛される詰将棋:勉強方法を工夫して再開

そんな訳で、一時期は止めようかなと思った詰将棋ですが、「初心者が強くなるための将棋の勉強方法」なんて本やサイトを見ると、何処へ行っても絶賛の詰将棋。「毎日少しづつでもいいので解いた方がいい」と繰り返し力説されるので、騙されたと思って、もう一度チャレンジしてみることにしました。

工夫その①:1日3問づつ解く

「少しづつでもいい」ということで、まずは1日5問にチャレンジしました。しかし、やってみると1問に10〜20分はかかり、5問でも無理そうでした。かといって、1日1問は少し寂しかったので、1日2問、調子が良ければ3問にすることにしました。結果、3問ずつならなんとか毎日出来そうに思い始めました。

工夫その②:最低難易度の問題だけ頑張って解く

私が購入した「爽快!3手詰トレーニング200」は、難易度が☆で設定されておりまして、最低難易度が☆一つ、最高難易度は(3手詰の場合)☆三つのようでした。

ということで、☆一つのやつはなんとか頑張ってとく、二つ以上のやつはちょっと考えて分からなそうなら答えを見よう、という方針で進めました。

解けると楽しくなってくる詰将棋

そんなこんなで、50問を超えるころにはだんだんと☆二つの問題も解けるようになり始め、100問を超える頃には、☆三つの問題も解けるようになり始めました。

そして150問を超える頃には、なんと少しづつ詰将棋が楽しくなり始めたのです。解けるとなると現金なものです。1問でも2問でもいいので、自分が毎日解けそうな問数をあみ出すのがコツかな、なんて思いました。

3問では偉そうなことはいえませんが

こうして無事に、200問全部を終えることが出来ました。

調子に乗った私は、「詰将棋は同じ問題を繰り返し解くのが良い」という先達のアドバイスを無視し、早々に5手詰の本に手を出すことになるのでした。

次回、5手詰編に続きます。最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

関連書籍

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*1:暴言ですね、すみません。