四間飛車党と初心者と最近の勉強法

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あなたは四間飛車で強くなりたいと思いませんか?そしてそれ故に、どんな勉強をしたらいいのか、悩んだりしていませんでしょうか。全く偉そうなことを言えない私ではありますが、本日は私の最近の勉強法をご紹介させていただければと思います。

まかり間違って何かの参考にでもなるようでしたら、幸いでございます。

はじめに

私の将棋の勉強方法は、将棋を初めた頃にぱらっとぐぐった内容と、以下の書籍を参考にしています。

初段になるための将棋勉強法

初段になるための将棋勉強法

大きな声では言えませんが、ここだけの話身の程知らずにも三段になりたいだなんて思っていたりもするのですが、まずは目指せ初段です。かいつまんで効率的な勉強方法のポイントを紹介させていただくと、以下とのことだそうです。

  • 序盤・中盤・終盤をバランスよく伸ばす。
  • 基本は、全体強化効果がある対局と、終盤強化効果の高い詰将棋。
  • 上記二つに、自分が苦手とする箇所を強化する勉強方法を2、3加える。
  • 毎日無理なく続ける。

それでは、ご紹介させていただきます。

基本トレーニング

対局

最近は、将棋オンラインというところで、1日3局くらいを目処に、指しています。負けが込んでくるとムキになったりとか、初戦から勝っちゃうと負けるのが怖くなって気持ちよく終わりたくなったりもしてしまいますが、大体3局は指します。

というのも、勝率が大体3割強くらいなので、3戦すれば1日1勝ペースです。書籍には、「負けが込んだら、その日は対局を止める方が良い」とありましたが、私はなるべく勝って終われるようにしています。「終わりよければ全て良し」じゃないですが、途中何敗しようとも、最後勝って終わると、なんか勉強の成果があった気になれて、勉強を続けるモチベーションになります。逆に負けて終わると、極端な時は、なんだか辞めてしまいたくなるときも、なきにしもあらずです。

前述の「初段になるための将棋勉強法」いわく、ポイントは、

  • オンライン対局は、強くなるための場であり、結果を残すための場では、ない。

というところでしょうか?私もよくやってしまいがちですが、レーティングが下がるのを恐れて対局を控えるのは、本末転倒です。段位認定は、他のところで受けてもよいのです。

ちなみに、将棋ソフトとの対戦は、最近はあまりしていません。やっぱり将棋ソフト特有の癖や、序盤・中盤・終盤のバランスの悪さもあって*1、生の対局と比べるとあまり勉強になる気がしません。

詰将棋

屈伸作戦」は、若干失敗でした。簡単な方に頭をならしてしまうと、頭の中だけで9手並べるのが結構大変です。というわけで、もう少し7手詰をじっくり解くことにしました。ただいま、「7手詰ハンドブック」の2周目をやっています。

7手詰ハンドブック

7手詰ハンドブック

たまたま通りかかった本屋に、

7手詰将棋:実戦の勝率が上がる202問 (将棋パワーアップシリーズ)

7手詰将棋:実戦の勝率が上がる202問 (将棋パワーアップシリーズ)

この本があったので、次はこちらに挑戦する予定です。この7手詰で作風に慣れてから・・・

9手詰将棋:詰みの鍛錬に最適な202問 (将棋パワーアップシリーズ)

9手詰将棋:詰みの鍛錬に最適な202問 (将棋パワーアップシリーズ)

同じ作者の9手詰に挑戦してみる予定です。参考までに、最近は行き帰りの電車の中で、1日3問を目安に、詰将棋を解いています。「7手詰ハンドブック」の、1周目で挫折しかかったあたりに差し掛かっていますが、2周目だけあって、まぁまぁ解けています。

追加トレーニング

手筋

これを手筋本と言ってよいかは微妙なところではありますが、

四間飛車を指しこなす本〈1〉 (最強将棋塾)

四間飛車を指しこなす本〈1〉 (最強将棋塾)

この本は「次の一手形式」なので、手筋本感覚で、読んでいます。つまり、実際に駒を並べることはせずに、頭の中で読んでいます。大体、詰将棋を3問解き終わった後の電車の中で、読んでいます。一周読めば、次の「必死本」に移って、必死本を一周読めば、また手筋本に戻ってくるというローテーションで、交互に読んでいます。なんだかんだで、アマチュア同士の対戦だと穴熊一択じゃなく急戦もありますし、特に棒銀や引き角なんかは、やってくる人が多い印象です。

一周間違わずに全問正解した日には、なんだか少しレベルアップした気になれます。

必死

こちらは若干息抜き感覚ではありますが、先の手筋本とローテーションしつつ、電車の中で、以下の本を読んでいます。

  • 羽生善治の詰みと必死 1分トレーニング

・・・何故か「Amazon商品紹介」で検索しても出てこず、リンクが貼れません・・・amazon.co.jpで検索すれば出てくるのですが・・・

寄せの手筋200 (最強将棋レクチャーブックス)」と比べるとかなり簡単な本ですが、必死の形は一通り出てくるので、初級者にはむしろお勧めです。漫画形式になっていて、読みやすいです。さらに、「寄せの手筋200 (最強将棋レクチャーブックス)」には載っていない必死の形もあったりなんかして、例えばこれです。
http://shogipic.jp/v/pj.png

答えは、▲3二銀で、必死です。「寄せの手筋200 (最強将棋レクチャーブックス)」では、角・馬を使った必死の形は、▲3一角(馬)がメインですが、「羽生善治の詰みと必死 1分トレーニング」には、▲4一角(馬)の必死も、あります。意外と、3一まで踏み込むのは難しくても、4一まで踏み込めるシーンなら、なくはないんですよね。

また、「寄せの手筋200 (最強将棋レクチャーブックス)」は一周読み切るのに結構労力がかかりますが、「羽生善治の詰みと必死 1分トレーニング」は、結構さくっと一周読めます。必死の形を手っ取り早くおさらいしたいときには、もってこいです。

定跡

これを「定跡本」と言ってしまうのも語弊がありますが、実際に盤上に駒を並べてみる勉強に使っている本は、こちらです。

四間飛車上達法 (最強将棋レクチャーブックス)

四間飛車上達法 (最強将棋レクチャーブックス)

通しても2、3周読んだのですが、最近主に読んで・並べているのは、以下のパートです。

  • 第2章 vs棒銀 ▲6八角と引くパターン
  • 第2章 vs角交換型急戦(6五歩早仕掛け)
  • 第4章 vs左美濃
  • 第4章 vs穴熊

大体、ここらあたりを繰り返し並べておけば、急戦・持久戦共に、基本は掴めるのではないかと思います。私、穴熊対策らしい対策は

  • 第4章 vs穴熊

最近これしかしていませんが、ページ数も5ページ程度でシンプルで基本が分かりやすく、とっても秀逸だと思います。

おまけ

相振り飛車

最近、相振り飛車の定常的な勉強は、していません。詰将棋や「四間飛車上達法 (最強将棋レクチャーブックス)」を読んでいれば基礎力は底上げされる気がするので、それでなんとかカバーしています。試行錯誤の連続ですが、最近は相振り飛車でも四間飛車を指しています。

成果のほどは・・・?

こちらのエントリーで5級に初昇格したことを紹介させていただきましたが、あれ以来、ちょくちょく5級に昇格しては落ちてを繰り返しています。

初昇格のときはだいぶマグレくさく、絶対一瞬で降格すると思っていましたが、なんだかんだで7級〜5級あたりを行ったり来たり、週に一度くらいは5級に昇格しています。降格するときのパターンは顕著で、

  • やたら強い人ばかりと連続であたる。
  • しかもそうゆうときに限って、後手ばっかり。
  • そうかと思えば、レーティングと実力のかけ離れた隠れ上級者とあたる。

で一気に下がる場合がほとんどです。同レーティング帯(7級〜5級)に絞っていうとそこそこの勝率だと思うので、中級者の入り口くらいには入り始めたんじゃないかな・・・なんて、感じています。

「半年で初段!」なんて威勢のいいことは言えませんが、まぁまぁそれなりに、効果は出ているんじゃないか・・・という気が、しています。

おわりに

いかがだったでしょうか。つまるところは詰将棋・定跡本・対局がメインなので、なぁんだと思われた方・・・すみません。ただ、毎日続けられそうな量や、「このあたりを繰り返し読んどけば大丈夫かな?」と絞っている定跡本のパートなんかは、色々試行錯誤しているところもありまして、ようやくしっくりくる形になってきました。

「ハマれば強い」ような画期的な戦法をとにかくたくさん仕入れる、なんていう方法もあるのかもしれませんが、今のところは地道にやっております。

というわけで、本エントリーの内容はここまでになります。最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

参考書籍一覧

初段になるための将棋勉強法

初段になるための将棋勉強法

7手詰ハンドブック

7手詰ハンドブック

7手詰将棋:実戦の勝率が上がる202問 (将棋パワーアップシリーズ)

7手詰将棋:実戦の勝率が上がる202問 (将棋パワーアップシリーズ)

9手詰将棋:詰みの鍛錬に最適な202問 (将棋パワーアップシリーズ)

9手詰将棋:詰みの鍛錬に最適な202問 (将棋パワーアップシリーズ)

四間飛車を指しこなす本〈1〉 (最強将棋塾)

四間飛車を指しこなす本〈1〉 (最強将棋塾)

四間飛車上達法 (最強将棋レクチャーブックス)

四間飛車上達法 (最強将棋レクチャーブックス)

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*1:大概の将棋ソフトは、終盤鬼強く、「うっかりミス」で利きを見逃すことがない割に、序盤中盤はザルめだったりする傾向がある印象です。