四間飛車初心者に送る船囲い崩しコレクション
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あなたは船囲いが意外と堅いと思ったことはありませんか?本エントリーでは、ありそうでなさそうな「船囲い崩し全集」を目指して、次の一手形式で船囲い崩しをコレクションしていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
はじめに
四間飛車のライバルと言えば第1に棒銀が思い浮かびますが、第2といえば、船囲いではないでしょうか。攻めと守り、棒銀と船囲い。これらが四間飛車党に立ち塞がる「最初の壁」と言えるかもしれません。
むしろ、ほとんどの攻めと組み合わせることができ、船囲い→穴熊と囲いを発展させる手順もあることを考えれば、棒銀よりも対戦する機会は多いと言えるでしょう。
ところで、現代将棋では穴熊・矢倉・美濃囲いが三大主流囲いみたいな扱いになっていると思いますが、この中に船囲いは入っていません。このことからも分かるように、船囲いはそんなに堅い囲いとは見なされていないと思います。しかし、
船囲いも意外と堅いと思ったことはありませんか?
書籍のコラムによると、藤井猛九段は、「龍を作ったのはいいけれど、そこから具体的にどう攻めればいいのか、分からない」とビギナーに相談されることがあるそうです。
私もそうです。大抵の四間飛車本で「美濃囲いは船囲いよりも堅いので、飛車の打ち合いになれば四間飛車有利」みたいなことを言われますが、ちまちま端っこから龍とと金で1枚ずつ船囲いの金銀を剥がして行く私に対し、豪快に「美濃囲い崩し」の手筋で詰めあげられる毎日でした。
船囲い堅いやん・・・8筋から玉までめっちゃ遠いやん・・・
そんな風に考えていた時期が私にもありました。
しかもです
前述の通り、あまり堅い囲いとは考えられていないからか、「船囲い崩し」なんて本はありません。矢倉崩しや美濃囲い崩しや穴熊崩しは山ほどあるのにです。手筋関係の本にはたまに集録されていますが、「船囲い崩しあります」と外から伺い知ることが出来る書籍すら、あまり無いような気がします。
そこで!本エントリーでは、そんな船囲いの崩し方を収集し、コレクションしていくことにしてみました。同じような悩みを抱える四間飛車ビギナーの方の参考にでもなりましたら、幸いでございます。