入門書を読破した後に読みたい将棋の基礎本2選
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本エントリーでは、入門書を読破したものの、ハム将棋に勝てるようにはさっぱりならない。かといって、本格的な定跡書は難しいというような方にお勧めしたい将棋の本について、ご紹介させていただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
はじめに
将棋の基礎とは一体なんでしょうか?将棋は自分の玉を守り、相手の玉を攻めて詰ませるゲームです。即ち、
受けと攻め
ですね。定跡書とは言わば、そのような受けと攻めの基礎が出来ている前提での、応用編と言うことが出来るかと思います。つまり、定跡書を読み、理解するためには、
受けと攻めの基礎を理解している必要がある
と、言えるのではないかと思います。本エントリーでは、そんな将棋の攻めと受けの基礎が学べる本を、ご紹介させていただきたいと思います。
第1選:受けの基本
まず受けの基本からですが、こちらです。
木村一基の初級者でもわかる受けの基本 (NHK将棋シリーズ)
- 作者: 木村一基
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2014/10/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「千駄ヶ谷の受け師」の異名を持つ(?)木村一基九段の書籍です。この書籍は、私がハム将棋をやっていたら、気づけばサイドバーの広告欄に表示されていました。
当時の私は入門書で棒銀を覚えたばっかりで、棒銀で突進してはハム先生にカウンターを喰らっていました。そこに、この書籍の広告表示です。
誰か見てるんじゃないか
とGoogle Adsenseがちょっと恐ろしくなりましたが、騙されたと思って購入してみました。
「金無し将棋に受け手無し」なんていう格言もありますが、金を使って龍を「弾いて」受けるテクニックなど、当時の私には目から鱗です。無事、ハム先生に勝てるようになりました。
棒銀+この書籍の最低限の受けの知識で、弱い将棋ソフトにならなんとか勝てるのではないか、と思います。
第2選:攻めの基本
続いて、攻めの基本はこちら。
- 作者: 藤井猛
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2014/01/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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我らが藤井猛九段の書籍です。こちらはAmazonで藤井先生の書籍を探しているときに見つけました。
本当は、羽生先生の「決断力 (角川oneテーマ21)」みたいな、自叙伝的なやつ無いのかなと思って探してたんですけど、それは内緒です*1。
「数の攻め」やと金作り、龍を活用した攻めなど、初心者に扱いやすい攻めのテクニックが掲載されていますが、
お勧めは藤井猛九段の「ガジガジ流」の源泉となっている、破壊力抜群の「ガジガジ攻め」です。安易に乱発すると駒損を招きやすい諸刃のつるぎ的な側面もありますが、使い方を誤らなければとっても強力です。
私の数少ない得意技です。
こちらは受けの基本と違って、ファン心理でつい最近買ったものなのですが、「入門書の後にこの本に出会ってたらなー」なんて、ちょっぴり思いました。
おまけ
最後はちょっぴりおまけです。「木村一基の初級者でもわかる受けの基本 (NHK将棋シリーズ)」のおかげでハム将棋に勝てるようになり、棒銀にも飽きてきて、ちょっと四間飛車を試してみようかな、なんて思い始めた頃にハム将棋のサイドバーに表示されていた広告が、こちら。
- 作者: 先崎学
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2002/12/01
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 5回
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・・・Google AdSenseまじこえぇ・・・
おわりに
いかがだったでしょうか。将棋の基礎である受けと攻めの基礎が学べる書籍2選。定跡書も詰将棋もさっぱり分からんという方は、一度読んでみてはいかがでしょうか?
木村一基の初級者でもわかる受けの基本 (NHK将棋シリーズ)
- 作者: 木村一基
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2014/10/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: 藤井猛
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2014/01/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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*1:藤井システム誕生秘話とかもあって、自叙伝ほどではないにしろエピソードはあるのですが。