詰将棋が苦手なあなたに送る詰将棋のコツ・全ての駒には意味がある

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本エントリーでは、詰将棋を解くコツである「全ての駒には意味がある」について、自作の簡単な詰将棋を使って紹介させていただきたいと思います。

はじめに

今回は、本シリーズで最後にして最初の5手詰になります。

なにぶん5手詰の処女作になりますので、不備がありましたら大変すみません。作品の完全性を追求するというよりは、「全ての駒には意味がある」というエッセンスをお伝えする、一助にでもなったらという思いで作成いたしました。

そういう目で見ていただけますと、幸いでございます。

【2017/12/1 追記】
なんとなく3手詰で詰みそうだったので、すこし配置をアレンジしました。

問題図

【第1図は問題図】
http://shogipic.jp/v/H0W.png


詰将棋は基本的に、部分図です。すなわち、関係ない駒は省略して書かれています。ということは、逆説的に言うと、

盤上にいる駒には、全て意味がある

ということになります。たまに、問題図のように、ポツンと離れに歩がいることがありますが、つまりは

ここに玉が来うるから、歩が配置されている

と考えて間違いありません。即ち、離れに歩がいると、まずはそっちに玉を誘導する方向で考えてみるというのが、一つのコツと言えます。

では、実際にやってみたいと思います。

【第2図は△5三玉まで】
▲3ニ飛成△5三玉
http://shogipic.jp/v/H0X.png

少し近づいて来ました。7五の歩の活用方法は、見えてきたかと思います。

【第3図は▲4四金まで】
▲4四金
http://shogipic.jp/v/H0Y.png

ニ段目は龍が睨みをきかせているので、と金を盾に▲4四金と打つと、玉の逃げ道は一箇所のみです。

結果図

【結果図は▲7四金まで】
△6三玉▲7四金
http://shogipic.jp/v/H0Z.png

というわけで、一見ポツンとしていた歩を土台に、玉のナナメに金を打ちました。下段には龍が利いているので、これで詰みになります。

おわりに

いかがだったでしょうか。3手詰の場合はあまりありませんが、5手詰以上の長手詰ですと、一見ポツンとしている駒が、意外なヒントになったりすることが、あったりもします。

というわけで、本エントリーの内容はここまでになります。今回ご紹介させていただいた詰将棋のコツは、以下になります。

  • 全ての駒には意味がある
  • 【前回紹介済み】金でトドメを指す

何かの参考にでもなりましたら幸いです。最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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