端を制するものは相振りを制す?目指せ!端攻めマスター
スポンサーリンク
あなたは相振り飛車で、攻め手を作れずに困ったことはありませんか?駒組みまでは順調に行うものの、攻めあぐねることはありませんでしょうか。
本エントリーでは、そんな相振り飛車で攻め手を作るキーワード(?)・端攻めについて、次の一手形式でコレクションしてみたいと思います。
はじめに
まずはじめに、本エントリーにて「端攻め企画」をやってみようと思ったきっかけは、こちらです。
www.chiba-nm4.com
上記エントリーにて、以下のような手筋があるから、結局四間飛車党にとって二枚金は避けて通れないのではないか?との仮説を、立ててみました。
【A図】
△5五角問題を防ぐには飛車の横利きがあるうちに▲2八銀
そして、こちらの書籍です。
- 作者: 藤井猛
- 出版社/メーカー: 浅川書房
- 発売日: 2007/09/01
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 8回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
この書籍中で、藤井先生はこのようにおっしゃっています。
- 美濃囲い〜5筋位取りは優秀な作戦だが、正しく指せば二枚金でも互角に戦える。
- しかし、中央をがっちり抑えられるため、攻める場所は端に限られる。
つまり、四間飛車党にとって二枚金は避けられないかもしれず、二枚金にとって端攻めは避けられないかもしれないのです。
さらに、こちらの書籍。
- 作者: 杉本昌隆
- 出版社/メーカー: マイナビ出版
- 発売日: 2015/04/24
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
帯にめっちゃ書いてますね。「現代相振りのキーワードは三間・美濃・さばき、そして端攻め!」と。
加えて、こちらのエントリーの、四間飛車党様からのアドバイス。
www.chiba-nm4.com
- 66角77桂86飛から端攻めを狙うのがセオリーです。
これらから推し量るに、全体的に伸び悩みを感じるなかでも特に伸び悩みを感じる相振り飛車への打開策として、一つ真面目に端攻めを勉強してみようと思うに至りました。
相振り四間飛車+二枚金+向かい飛車に組み替えての端攻め、これを見据えて、本エントリーでは有用そうな端攻めを、次の一手形式でコレクションしてみたいと思います。
今まで避けてきた端攻め
実は今まで、私は端攻めに対していいイメージを持っていませんでした。初心者の頃は、攻めに困った時はこんなことをしていたのですが、
当然、ロクに端攻めの知識のない初心者の、ミエミエの端攻めなんて通用しません。また、四間飛車vs居飛車の定跡で、
こんな局面図から、
【D図】
C図からの指し手:▲1五歩△同歩▲1ニ歩△同香▲1三歩△同香▲1ニ飛
なんて端攻めする変化がありますが、怖くてとてもじゃないけど出来ません。「美濃囲いの弱点は端攻め」なんてよく言われるので、ある意味この攻めは諸刃の剣かと思います。確実に寄せ切れるなら良いですが、「指し切り」して手番が相手に行った時の反動が、とっても怖いのです。
なので、対抗形では特に、「上達するためには、端攻めに頼らずに、中央突破するテクニックを磨かなければならないのかな・・・」なんて、イメージがありました。
また、下手に端攻めすると、「端攻め返し」も怖かったのです。「触らぬ端に祟りなし(?)」とでも、申しましょうか。
なのでこれまで端攻めは極力避けてきたのですが・・・しかし、そうも言っていられません。備えあれば憂いなし(?)、相振り力強化の一環として、一念発起して、以下の書籍を購入してみました。
- 作者: 週刊将棋
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2008/01/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 3人 クリック: 6回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
この書籍によると、端攻めの主な狙いは、以下とのことです。
- 香を取る。
- 香の後ろに駒を打つ。
- 先ほどのD図なんて、そうですね。
- 数で端を破る。
- 主に桂や歩と連携します。
これを踏まえ、相振り目線で、端攻めをコレクションしていきたいと思います。
参考書籍一覧
- 作者: 藤井猛
- 出版社/メーカー: 浅川書房
- 発売日: 2007/09/01
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 8回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
- 作者: 杉本昌隆
- 出版社/メーカー: マイナビ出版
- 発売日: 2015/04/24
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 週刊将棋
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2008/01/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 3人 クリック: 6回
- この商品を含むブログ (1件) を見る