お勧め!四間飛車vs棒銀の最有力変化はこれだ!

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本エントリーでは、四間飛車vs棒銀基本形からの有力な変化について、プロのご意見及び私の私見を交えまして、紹介させていただきたいと思います。

3つの候補

私がバイブルとさせていただいている、藤井猛九段、鈴木九段、先崎九段の書籍のそれぞれの棒銀の定跡を比較し、四間飛車・棒銀がお互い最善を尽くした場合、以下の三つの候補に行き着くように見受けました。

  • ▲3六歩型
  • ▲4七金型
  • ▲6八金型

結論から言うと、私としては、▲3六歩型を推したい

のですが、まずは、それぞれの変化に対する、プロの御三方のご意見について、整理してみたいと思います。

その前にまず、参考までに、四間飛車vs棒銀基本形について、再掲しておきます。ここまでの手順については、こちらのエントリーをご確認ください。

【第1図は四間飛車vs棒銀基本形まで】
http://shogipic.jp/v/20C.png

▲3六歩型

▲3六歩型は、その名の通り、四間飛車vs棒銀基本形から、▲3六歩と上がります。

【第2図は▲3六歩型基本形】
http://shogipic.jp/v/GKX.png

それに対し、御三方はそれぞれ要約すると、以下のような表現をされています。

  • 藤井猛九段
    • (▲4七金をお勧めするが)▲3六歩も有力。
    • この型を指しこなすには、力が必要(途中居飛車側にも変化が多い)。
    • 後手でも応用が利く。
  • 鈴木九段
    • 今までに最もよく指されていた基本定跡。
    • 互角の戦いで、はっきりしない。
  • 先崎九段
    • お勧め。
    • 後手番のときでも使える。
    • これ一つ覚えておけば大丈夫。

▲4七金型

▲4七金型は、四間飛車vs棒銀基本形から、▲4七金と上がり、高美濃囲いの形を取ります。

【第3図は▲4七金型基本形】
http://shogipic.jp/v/20D.png

それに対し、御三方はそれぞれ要約すると、以下のような表現をされています。

  • 藤井猛九段
    • お勧め。
    • 中央が厚くなる。
  • 鈴木九段
    • (未掲載)
  • 先崎九段
    • 先手番なら有力。
    • 後手番の場合、使えない。

▲6八金型

▲6八金型は、四間飛車vs棒銀基本形から、▲6八金と金を左側にスライドさせます。

【第4図は▲6八金型基本形】
http://shogipic.jp/v/GKh.png

それに対し、御三方はそれぞれ要約すると、以下のような表現をされています。

  • 藤井猛九段
    • (未掲載)
  • 鈴木九段
    • お勧め。
    • 斬新な新手の指し方。
    • 相手の攻めてを殺していく指し方。
  • 先崎九段
    • 上級者向け。
    • 相手の攻めてを殺していく指し方。

最有力はこれだ!

ここまでを踏まえまして、プロの御三方のご意見と、私の私見をまとめさせていただきたいと思おいます。

プロの意見は三つ巴

御覧いただいた通り、御三方とも推奨が違うように見受けられました。表にまとめてみると、こんな感じです。

▲3六歩型 ▲4七金型 ▲6八金型
藤井猛九段 -
鈴木九段 -
先崎九段

ただ、各変化に対する特徴は、大体似たように認識しておられ、どこを重視しておられるかが、異なっておられるだけのように見えます。

以下、各変化のセールスポイントです。

▲3六歩型 先手・後手両方で使える。
▲4七金型 先手限定ながらも、有力。
▲6八金型 一番斬新で新しい指し方。

初心者には▲3六歩型

以上を踏まえまして、初心者である私はまず、

▲3六歩型をメインに

勉強していこうと考えております。「初心者が効率よく強くなるためには、戦型を絞った方が良い」という話もありますが、先手・後手ともに使えるというのは、心強いですよね。

四間飛車というキーワードでGoogle検索すると、「四間飛車 後手」というのが、関連するキーワードのかなり上位にきます。やはり皆様、「後手のときはどうすればいいのだろう?」というのは、気にされている方が多いのではないでしょうか。

また、以下が、▲3六歩型の有力な、お互い最善手を尽くした時の結果図の一つですが、

【第5図は▲3六歩型の結果図の一つ】
http://shogipic.jp/v/GKl.png

馬を作られていたりとか、金銀がそっぽに行きそうのが気になるものの、4筋に飛車角が集中砲火していて、悪くないように見えました。素人目ながら、他の急戦の結果図に比べると、飛車も残っていることだし、なんとかなりそうかしら、なんて。

ということで、本サイトでは、まずはオーソドックスで先手・後手ともに使える▲3六歩型をメインに扱い、おいおい、新しい指し方なども勉強していきたいと思います。

ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました。

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